ひばフォーラム

会場 旧津島家新座敷(京染の白川)

 明治40年6月21日、旧津島家住宅(太宰治記念館「斜陽館」)が竣工しました。
そして本日、平成19年6月21日はちょうど築百年に当る記念の日です。

 講師として、NPO法人青森県樹木医会事務局長の樹木医 斎藤嘉次雄さんと津軽森林管理署 金木支署 元職員 野宮進さんのお二人にお話をいただき、その後、質疑応答を含むフォーラムを行いました。ひばの生態や森林事業の変遷など参加者の方々も懐かしくもあり、興味深いまなざしでお話を聴かれていました。

 記念館「斜陽館」への来館者の多くは「太宰の生家」としてくる方が多いですが、一歩中に入ると建物の魅力に目を奪われる方がかなりいらっしゃいます。その中心素材が「ひば」です。 津軽のひばに関しては、太宰も小説「津軽」の中で「この山脈は、全国有数の扁柏(ひば)の山地である」と書いています。ただ、実際にひばを見たことのある人、見分けることの出来る人はあまり多くはないようです。
 そこで、今回の「ひばフォーラム」へとつながります。 太宰と津軽三味線は金木地区の入口といえるかもしれませんが、ほかの地区と同じようにその奥はかなり深くまで見ていくことができます。普段スポットが多く当たらない構成要素にも物語があります。そのひとつが「ひば」です。参加者の方たちからは「良かった」「面白かった」 という感想をいただきました。またこのような企画で様々な物語を紹介していきたいと考えておりますので、そのときは皆様のご参加をお待ちしております。
  「ひばフォーラム」に協力していただいた方々に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

問い合わせ      NPO法人かなぎ元気倶楽部
太宰治記念館「斜陽館」 TEL 0173-53-2020/FAX 0173-53-2055/mail : dazai@kanagi-gc.net
事務局(三味線会館内) TEL 0173-54-1616